ガールズバーの時給は嘘? ガールズバー時給、9つの嘘 

nozaki
東京で2店舗のガールズバーを経営する、現役のガールズバー経営者の僕が、

ガールズバー時給の9つの嘘について説明します。

ガールズバーのアルバイト求人を見て、面接に行ってみると…

「あれ、求人に書いてある時給と違う!?」

という事が結構(というか、かなり)あります。

キャバクラとか、ガールズバー等、ナイトワークを知らない子からすると

「なんで!?!?!?」

という感じだと思うのですが、

ほとんどのガールズバーの告知時給は、実際とは違うと言っても過言ではありません。

ガールズバーの時給の嘘が起こる2つの理由

2

では、なんで、実際の時給と、告知している時給が違うのなんていう事が起こるのか?

というのを、先に説明しておきます。

その理由は、2つあって

・ ガールズバーというのは、お店>働きたい女の子で、どこも人手不足。 人集めの為に、高い時給を提示して、できるだけ人を集めようとしている

・ バイト求人媒体は、ガールズバー側からの掲載費をもらって、成り立っているので、

求人の問い合わせが多くないと、求人広告を継続してもらえない為、「この時給では人が集まりませんよ」と、バイト求人媒体側から、時給を高く提示するのを勧められる

という、2つの理由があります。

それでは、それを踏まえて、

現役のガールズバー経営者だから知っている、ガールズバー時給の9つの嘘を解説します。

(追記)最初は、「ガールズバー時給の3つの嘘」だったのに、

書いているうちに、「あ、こういうパターンもあるな」と、どんどん増えて「ガールズバー時給の9つの嘘」と、9つまで増えてしまった…

ガールズバー恐るべし。

1.ガールズバー時給の嘘 接客時給と、待機時給は違う

taiki

時給3,000円と書いてあるガールズバーも、

「お客様に付いた時、その時給が発生する」という、”接客時給” という仕組みにしているガールズバーがあります。

つまり、待機時給(お客様についていない時間)は、低時給になっているんです。

待機時給は、1,000円だったりして、実際人気の子や、ルックスの良い子でないと、お客さんに中々付けてもらえないので、

待機ばかり(低時給が主)という負のサイクルになってしまう事も…

ガールズバー側としては、お客様が来ない時間のリスクを減らせるので、待機時給、接客時給という仕組みがあるんですが、

女の子からしたら、優しくない仕組みですよね。

2.ガールズバー時給の嘘 期待時給で告知している

money

時給3,000円と書いてあるガールズバーでも、

ドリンクバックを入れて、お客様を呼んだ時のバックを入れると、これくらいの時給になるという

「期待時給」で告知をしているお店があります。

期待時給で告知するのは、百歩譲って良しとして、

「この仕組みじゃ、お店のトップクラスの人気の子しか達成できないだろう…」

という、達成が難しいラインの期待時給を提示している、ガールズバーもあります。

期待時給というのは、「これくらいいったらいいな」という数字ですが、

バックを含めた、平均時給で告知しているというのは、よくある事で、これが一番普通のパターンかと思います。

「期待時給」表記は、一番良くあるガールズバーの時給の嘘の仕組みですね。

nozaki

※ ちなみに、うちのガールズバーは、キャスト50名以上、全員の給料総額を、全員の労働時間で割って、”リアルな平均時給” を、実際に算出して、

「固定時給はいくら」「平均時給はいくら」「最高時給はいくら」と表記して、告知しています。 とっても真面目なガールズバーなのです 笑 

3.ガールズバー時給の嘘 実は完全歩合

meisai

時給4,000円と書いてあるガールズバーでも、

基本時給はなし(なんと0円!!!)で、

外でキャッチ(お客さん引き)をして、お客様を呼んでこれたら、その売上の30%が給料になるという、

完全歩合制の仕組みにしているガールズバー。

繫華街のガールズバーに多いですね。 (東京都内だと、六本木や、秋葉原で、歩合制のガールズバーを見たことがあります。)

しかも、これも、「稼いでいる子は、これくらい稼いでいる」という期待時給で書いている事が多いですね。

ちょっと難しい説明になりますが、

通常、ガールズバーとキャストは、時給を払う「雇用関係」で成り立っているのですが、

この場合は、ガールズバーとキャストの関係は、外注扱い、つまり「個人事業主」として契約しているという形になっています。

こういう仕組みにしているガールズバーは、何かしら理由をつけて、天引きもしてくることが多いので、要注意です。

高時給を提示していると、バイトをしたいという子は、どんどん集まってくるので、使い捨てても回していけるからですね。(※ もちろん、そんなやり方では、長期的には続かないですけど)

上記の「接客時給と、待機時給は違う」と一緒で、ガールズバー側としては、お客様が来ない時間のリスクを減らせる為、この仕組みにしているガールズバーがあります。

超一部の子は、歩合制で稼いでいたりしますが、それは、ごくごく一部で、ほとんどの子が稼げていないと思います。

これも、ちょっと(というか、結構)悪質ですよね。

4.ガールズバーの時給の嘘 スライド時給

money

キャバクラでは、スタンダードな仕組みですが、「スライド時給」というのがあります。

前月の指名数や、ドリンク数、自分が呼んだお客様の数によって、時給が変わるという仕組みです。

これ自体は、ナイトワークではよくある仕組みなのですが(キャバクラではスタンダードですが、ガールズバーでは珍しい)、

これも「稼げる子は、これくらいいく」という”期待時給” になっている事が多いんですね。

時給4,000円と書いてあっても、「そのレベルの時給にいくのは、トップクラスの一部」というような目標だったりするんです。

上の「歩合制」のガールズバーの違うバージョンみたいな感じですね。

5.ガールズバー時給の嘘 本入店時給と、研修時給が大きく違う

meisai

時給3,000円と書いてあっても、最初は研修扱いで1,000円というガールズバー。

ガールズバーに限らず、バイトで研修があるのは普通なので、それは良いとしても、

実際は、ほとんど採用にならないというガールズバーも…

高い時給を提示して、質の良いキャストを集める、たくさんのキャストを集めるだけで、

実際採用するのは1割程度…なーんてガールズバーも。

どういう事かというと、

3,000円出しても良い子だけは、最初から3,000円で採用して、

それ以外の子は、研修扱いにして、研修時給の低い時給で雇うんですね。

「囮時給」というやり方ですね。

ちょっと(というか、大分)親切ではない告知ですよねえ。

6.ガールズバー時給の嘘 条件付き時給になっている

kyuuryou

時給3,000円と書いてあっても、「一時間に1.5杯のドリンクをもらえなかったら、1,500円になる」というような、

条件付時給のガールズバー。

ナイトワークで言う、ドリンクノルマや、指名ノルマというものがあり、条件付きの時給となっている場合ですね。

ガールズバーというか、ナイトワークのあるあるなので、悪質とはいいませんが、ナイトワーク未経験の人からしたら、わかりづらいですよね。

これも「期待時給」と並ぶ、一番良くあるガールズバーの時給の嘘(と、まで言っていいかわかりませんが)の仕組みですね。

7.ガールズバーの時給の嘘 天引きがやたら多い

mainasu

時給1,300円のガールズバーと、

時給1,800円のガールズバーだったら、

そりゃあ、時給1,800円のガールズバーのほうがいいですよね。

でも、時給1,300円のガールズバーは天引きなしで、時給1,800円のガールズバーは天引きがたくさんあるとします。

・ 日払い手数料10%

・ 源泉徴収10%

・ 研修代、衣装代、送り代、雑費、福利厚生費etc

色々な名目を付けて、天引きをしてきて、結局30%近く引かれてしまい、実際は時給1,260円!

なーんて事も。

なんと、時給1,300円のガールズバーのほうが、時給が高かったりするというトリックも。

1,800円と、1,260円では、だいぶ違いますよね。

でも、ナイトワークが初の子の場合は、天引きなんていう仕組みを知らない子が多いので、初めての給料の際に気付くというのが多いです。

「夜の仕事とは、そんなものなのかな!?」となんとも思わない子もいますし、

なんかおかしいなと思っても、1ヶ月働いていたら、女の子とも仲良くなっていたり、男性スタッフに辞めるといいづらくて、そのままズルズル働く事になるなんて事も…

まさしく、そのガールズバーの思うツボですね。

8.ガールズバーの時給の嘘 そもそもそんな時給はない

uso

上記に挙げたものは、ガールズバー側の理由(かなり無理矢理なのも)がありますが、

時給が、完全に嘘というガールズバーもあります。

高い時給を提示して、女の子を集めるだけ集めて、

「経験の有無」や、「ルックス、スタイル」、「お客様を持っているか否か」、「ラストまで出られるか」、「週何回出られるか」というのを、その場で、店長やマネージャーが女の子の反応を見たりして、落としどころを見つけていくんですね。

理由は、その場で「お客様を持っていないと、この時給だと厳しいなぁ」とか、適当に言って、納得させていくんですね。

その時給で採用した事が1人でもあれば、完全な嘘とも言えないので、難しいところとも言えるんですけど。

特に、「女の子」という、人によって商品価値の違うものなので、

キャバクラのマネージャーとかは、

女の子の商品価値と、女の子の求める時給でうまく折り合いをつけ、決めるのが仕事だったりもするので、

全部が全部、否定できる事でもないんですが…

上で説明した「囮時給」のやり方と同じですね。

9.ガールズバーの時給の嘘 ガールズバーが存在しない

yakusoku

これは、究極です。

なんと、ガールズバー自体が存在しないという事があります。

どういう事かというと、

ガールズバーの募集と言うことで、女の子を集めて、実はそんなガールズバーは存在せず、風俗店に誘致する

というところが存在するのです。

 

実は、これも結構あるんです。

超悪質ですよね。 注意してくださいね! 注意方法は、下記で紹介しております。

ガールズバー時給の嘘を防ぐ、5つの質問

stop

電話でもメールでも良いので、問い合わせの際に聞いてみましょう!

「ノルマはありますか?」

「固定時給と、バックを教えていただけますか?」

「研修はありますか? ある場合は研修時給を教えていただけますか?」

「待機時給も同じですか?」

「天引きされるものがあったら、教えていただけますか?」

を聞けば、上記の大部分は防げるかと思います。

正直、ガールズバーサイドからすると、面倒くさいと思いますが笑

問い合わせの時に、ちゃんと答えてくれないガールズバーや、面倒くさそうにするガールズバーは、

良いガールズバーではないので、時給うんぬんではなく辞めておいたほうがいいのは間違いありません。

電話や、メールでなくても、まずは面接に行って聞き、一度体験入店をするのが安心ですね。

ガールズバーの時給の嘘を見抜く、防ぐ方法

「9.ガールズバーの時給の嘘 ガールズバーが存在しない」の場合、

大手求人サイトに掲載しているお店だと、

飲食店営業許可の確認や、店舗での打ち合わせがあったりするので、このような架空のガールズバー求人と言うのは存在しません。

架空のガールズバーの大体が、繁華街でチラシ配りや、ティッシュ配りで集めているので、駅前のティシュ配りのガールズバーは選ばない。

または、ティッシュ配りで知ったお店でも、しっかりと、事前にサイトやブログを確認する事が重要ですね。

架空のガールズバーもサイトを作っているところもありますが、

バイトの求人サイトだけで、お店のサイトがなかったり、怪しいところはすぐにわかります。

僕の経験上、住所は書いてあっても、ビル名が書いてなかったり、同じ住所で複数の店名が書いてあるお店は、かなり怪しいですね。

たくさん見ている僕は、サイトのデザインや、使っている無料テンプレートで実在するかしないかがわかります 笑

ブログを、しっかり定期的に書いているところは安心ですね。

風俗誘致の為の架空のガールズバーサイトで、わざわざ毎日ブログを更新しているようなお店は中々ない為です。

nozaki

参考になりましたでしょうか?

ガールズバー選びの参考にしてください。

「現役のガールズバー経営者がおすすめする、ガールズバー求人サイト」はコチラ↓

<ガールズバーを検索する>

各店の求人情報は、“期間限定”なので、興味あるお店があったら、いますぐ応募してみてください!

baner

良いガールズバーが見つかると良いですね!